動脈硬化を“見る”[頸動脈エコーでリスクを可視化]

血圧・脂質・血糖の異常は、いずれも血管に負担をかけ、知らないうちに動脈硬化を進めていきます。
この「血管の老化」は、自覚症状がないまま進行し、ある日突然、脳梗塞や心筋梗塞として現れることがあります。

頸動脈エコーは、この“目に見えない老化”を可視化できる検査です。
血管の厚みやプラーク(こぶ)を直接見ることで、自分の血管の老化とリスクを把握できます。

高血圧の方

高血圧は血管に強い圧力をかけ、内側の壁を傷つけます。
頸動脈エコーでは血管の厚みや硬さ、プラーク(こぶ)の有無を確認できます。
血圧が高い人ほど、目に見えない変化が早く進むため、定期的なチェックが大切です。

脂質異常症の方

脂質異常症では、余分なコレステロールが血管の壁にたまり、プラーク(動脈のこぶ)ができやすくなります。
これが進行すると脳梗塞の原因になることがあります。
頸動脈エコーは血液検査では分からないプラークの大きさ・性状を直接見ることができる検査です。

糖尿病の方

糖尿病は血管をもろくし、動脈硬化を加速させます。
頸動脈の変化は全身の動脈硬化の“鏡”とも言われ、心臓や脳の病気のリスク評価にも役立ちます。
数値が落ち着いていても、一度エコーで血管の状態を見ておくことが重要です。

まとめ

  • 高血圧血管の壁が厚くなる
  • 脂質異常症 プラークができやすい
  • 糖尿病血管がもろくなり動脈硬化が進行

頸動脈エコーは痛みもなく、5分ほどで終わる簡単な検査です。
自覚症状がなくても血管の老化は進んでいきます。
「何もない今」のうちに、一度チェックしておきましょう。

錦糸町内科ハートクリニック エコーセンター

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