仕事や家事、育児、人間関係など、日々の生活で疲れや倦怠感を感じることは多いと思います。
「いつも疲れている」、「急に疲れやすくなった」、「よく眠れない」、「やる気が出ない」、「時期的に五月病?」など、当てはまる内容はないでしょうか?
疲れの程度(感じ方)や持続期間は個人差があるほか、症状が変動する場合や軽度の場合は放置されるケースは少なくありません。
しかし、疲れや倦怠感が何らかの病気のサインとなる場合があるため、放置したままだと病気を見逃してしまう可能性があります。
考えられる病気とは?
内科疾患
- 感染症(風邪)
- 甲状腺疾患(橋本病、バセドウ病など)
- 心不全
- 悪性腫瘍(がん)
- 睡眠時無呼吸症候群
- 糖尿病
- 肝機能障害
- 腎機能障害
- 慢性肺疾患
- 副腎疾患
- 更年期障害
精神疾患
- うつ病
- 不安障害
その他
- 自律神経失調症
このように、風邪など軽症の病気から、心不全や甲状腺疾患、悪性腫瘍(がん)など様々な病気の症状として出現します。
受診するべきタイミングは?
『1週間以上疲れが取れない場合』は一度内科受診されることをおすすめします。
まずは、問診と診察によって考えられる病気を鑑別し、血液検査やレントゲン検査、睡眠時無呼吸検査など適切な検査を行うことで内科疾患が隠れていないかをスクリーニングすることができます。
内科疾患が見つかった場合は適切な治療をご提案し、内科的な異常がみられなかった場合は心療内科や精神科受診をおすすめさせていただく場合もあります。
発熱や咳、胸痛などの症状とは異なり、疲れや倦怠感のみの症状では受診を控える場合が多いと思います。特に、仕事でお忙しい方はストレスによる症状だろうと判断されがちです。
普段から感じている疲れや急に悪化する倦怠感の背景には、何らかの病気が隠れている場合があります。異常を感じた場合やご不安なことがございましたら何でもご相談ください。
院長 角田昇隆
秋葉原内科シンシアクリニック
〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町 1-6-5 アキバ・トリム B1F
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