「年のせい」「運動不足」で片づけていませんか
階段で息が上がる。夕方になると足がむくむ。横になると息苦しくて目が覚める。こうした変化は、心不全のサインかもしれません。
心不全とは、心臓が突然止まる病気ではありません。心臓のポンプ機能が落ち、体が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態を指します。国内の患者数は100万人を超えると推計されています。高齢の方だけでなく、高血圧、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群などを背景に、働く世代でも起こりえます。
見逃したくない症状
| 症状 | 背景にある変化 |
|---|---|
| 階段や坂道での息切れ | 心臓から全身へ送る血液量の低下 |
| 足のむくみ・靴下の跡 | 体内に水分がたまりやすくなる |
| 数日で2〜3kgの体重増加 | 脂肪ではなく水分の貯留 |
| 夜間の息苦しさ・咳 | 横になると肺に水分がたまりやすい |
| 疲れやすさ・食欲低下 | 全身への血流低下 |
これらは他の病気でも起こります。ただ、複数が重なる場合や、数週間で悪化している場合は、早めの確認をおすすめします。
受診時に行う主な検査
心不全が疑われるときは、次のような検査を組み合わせて調べます。
- 問診と診察(むくみ、心音、呼吸音、血圧など)
- 血液検査(心臓への負担を反映するBNP・NT-proBNPなどのほか、貧血や腎機能も確認)
- 12誘導心電図(不整脈や心臓への負担の手がかり)
- 胸部レントゲン(心臓の大きさ、肺の水分の状態)
- 心臓超音波検査(心臓の動きや弁の状態を確認)
心臓超音波検査は、事前の予約をおとりします。撮影した画像をもとに、医師が診察で結果を説明します。必要に応じて、病院での精査もご案内します。
秋は悪化のきっかけが増える季節
朝晩の寒暖差で血圧が上がりやすく、心臓への負担が増します。風邪やインフルエンザをきっかけに、心不全が悪化する方もいます。
ご自宅では、次の3点を意識してみてください。
- 毎朝、起床後に体重を測って記録する
- 塩分を摂りすぎない
- 血圧の薬など、処方された薬を自己判断でやめない
インフルエンザワクチンの接種については、持病のある方もご相談ください。
お仕事帰りの受診をご検討ください
秋葉原内科シンシアクリニックは駅ビル直結で、平日は20時まで夜間診療を行っています。通勤の動線上にあるため、「少し気になる」という段階でも立ち寄りやすい環境です。循環器内科の視点から、症状の原因を丁寧に確認します。
息切れやむくみが続くときは、「疲れているだけ」と決めつけず、一度ご相談ください。ただし、安静にしていても強い息苦しさや胸の痛みがある場合は、夜間・休日を問わず救急要請をご検討ください。